佳作

道中に　背負った重みが　湯に溶ける
月小町　様　／ 20代

佳作

湯の帰り　縄の暖簾が　手招きす
北鎌倉人　様　／ 50代

佳作

北斎も　眺めた富士が　湯に揺れて
いちまま　様　／ 60代

佳作

湯の癒し　三途の川を　遠ざける
崖っぷち　様　／ 70代

佳作

湯でからだ　見て振り返る　我が歴史
ひでき　様　／ 50代

【月間賞作者より】

銭湯や温泉が好きだった私達夫婦に子供が生まれ、その子達を連れて行けるようになったという喜びを川柳にしました。お湯屋さんは楽しいところだよと子供達に教えてあげられるのは、私達にとってとても幸せなことですし、大切な家族の時間でもあります。
おかげさまで、子供達は銭湯や温泉が大好きになり、休みになる度に行こうと催促されます。

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【選評】

家族仲良くお風呂へ行く姿が目に浮かびます。
その道中、会話がはずんでいることでしょうね。