佳作

奮発の　高級湯宿　落ち着かず
北鎌倉人　様　／ 60代

佳作

仕事して　風呂メシあって　満ち足りる
でいぼー　様　／ 30代

佳作

手のかかる　息子がいます　 菖蒲の湯
花がえる　様　／ 30代

佳作

幸せは　手足伸ばした　湯の中に
宮のふみ　様　／ 50代

佳作

半プッシュ　足りて気付いた　髪の量
月小町　様　／ 30代

【月間賞作者より】

一人暮らしの時は、特にお湯があふれることはなかったのですが、
その時の感覚でお湯を張って、子供と一緒にお風呂に入ると、浴槽からお湯があふれ、
あー、子供と入るのは大変だけど、成長するにつれて、あふれるお湯の量が変わり、
これが成長なのか・・・、としみじみと感じました。

親戚の子供の成長は早いですね。
ちなみに自分は独身です。

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【選評】

入浴時にお湯があふれ出る時の快感ってありますよね。そこにはお湯と共にあふれ出る幸福感も存在するという事。お子さんも一緒なら一入ですね。
『足るを知る』日常の風景、垣間見える豊かな感情、美しい表現・リズム。これらが17音に見事に調和した風情ある作品。何とも言えない趣があり、見事、月間賞です！

今回も難しいお題でしたが、たくさんのご応募ありがとうございました。

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