佳作

マッスルを　鏡確認　5分まで
みずろう　様　／ 60代

佳作

田植え終え　家族総出で　風呂巡り
東予稲村　様　／ 70代

佳作

常連に　指図をされる　桶の位置
フーマー　様　／ 60代

【月間賞作者より】

湯屋に行くことは夫婦共通の趣味のひとつです。そして、私の秘かな楽しみが、外で待っていてくれる夫を見つけることです。当たり前のように待っている、待っていた、という安心感が小さな幸せをくれます。外のベンチは、素顔の夫婦の再会の場のようで、優しい雰囲気に包まれている、と感じるのです。

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【選評】

その場面を想像して単純に面白いシーンだなと感じました。湯屋での地域色ある習慣なのかな、と思ったのですが。作者の思いを拝見してみると・・・。
夫婦の愛情があふれる「しあわせの瞬間」が切り取られた作品だったんですね！17音で描かれたこの場面を読んで、そこまで深く掘り下げられなかった選者のふがいなさを反省しています。
素顔の夫婦の再開の場というのも、なんだか幻想的でさえありますね。そして今、講評を書く私も優しい雰囲気に包まれています。心温まる作品をありがとうございました。

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